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LOG ID: 53 // 2025.12.28 01:00:31

遺伝子操作でデザイナーズベイビーを選ぶ。失敗しない子育ての唯一解

遺伝子操作でデザイナーズベイビーを作ろうとしているイメージ

正直、ぼくはもうクリスパー・キャス9を使った胚編集しか信じていないんですよね。

みなさんは子供が欲しいとか、幸せな家庭を築きたいとか、きれいな言葉を並べていますけれど、本音を言えばただ損をしたくないだけなんじゃないでしょうか。

スーパーで野菜を選ぶとき、少しでも傷んでいるものを避けて、奥の方から一番きれいな箱を取り出そうとするあの感覚と、子作りに対する感覚は何も変わらないはずです。

病気になってほしくないとか、苦労させたくないというのは、看病する自分の時間が奪われるのが嫌だとか、出来の悪い子供を持って恥をかきたくないという、ごく個人的な保身でしかないことに気づくべきです。

だからこそ、ぼくは生まれた後にあれこれ教育を施すなんていう効率の悪い賭けには出ず、種そのものを書き換える選択をしました。

ぼくがなぜここまで編集にこだわるのかというと、それは静かな研究室の、あのひんやりとした空気の中でモニターを眺めていたときの感覚が忘れられないからです。

あの部屋はいつも一定の温度に保たれていて、肌に触れる空気が少し乾燥しています。

椅子の背もたれに体を預けると、革がこすれる微かな音がして、それが自分の心臓の音よりも大きく聞こえるような静寂があるんです。

目の前のモニターには、拡大された受精卵がぼんやりと浮かんでいます。それはまだ人間と呼ぶにはあまりにも単純な、ただの丸い泡のような塊にすぎません。

でも、その中には将来その子がどんな顔をして、どんな声で泣いて、いつどんな病気で死ぬかという設計図がすべて詰まっているんです。医師がマウスを操作して、特定の遺伝子の並びを指し示します。ここには癌になる可能性が書いてある、ここには背が伸びない可能性が書いてある、と淡々と説明されるたびに、ぼくの胃の奥がきゅっと縮まるような感覚がありました。

それは恐怖ではなく、汚れたものを目の前に突きつけられたときのような不快感です。洗濯したばかりの真っ白なシャツに、醤油のシミがついているのを見つけたときのような、あのがっかり感に似ています。

そのシミを、特殊なハサミで切り取って、別のきれいな布と取り替えることができると言われたら、やらない人なんていないでしょう。ぼくは迷わずにお願いしました。その瞬間、医師がキーボードを叩く乾いた音が部屋に響いて、それがぼくには、人生におけるすべての不安を断ち切る音のように聞こえました。

本当に不思議な感覚です。

まだお腹の中にさえいない我が子の、目に見えない設計図をいじくり回しているだけなのに、ぼくの脳みそはとてつもない快楽を感じていました。パチンコで大当たりが出たときや、難しいゲームを裏技を使ってクリアしたときのような、ずるいことをして得をする、あの甘美な感覚です。努力もしないで、苦労もしないで、ただお金を払って技術を使っただけで、最高の結果が約束される。これ以上の麻薬があるでしょうか。

実際に編集された子供が生まれてくると、その快楽はもっと濃密なものになります。夜泣きが少ないように調整された我が子は、ぼくが望んだ通りの時間に眠り、望んだ通りの時間に起きます。

その肌には湿疹ひとつなく、まるで工場から出荷されたばかりの高級な陶器のように滑らかです。

ぼくはその子の肌を指でなぞるたびに、愛おしさではなく、検品合格のハンコを押すような満足感を覚えるんです。公園で他の子供たちが鼻水を垂らして泣き叫んでいるのを見ると、ぼくの胸の奥で黒い優越感が膨れ上がります。ああ、あそこの家は編集をしなかったんだな、かわいそうに、と見下すことで、ぼくの精神は驚くほど安定するんです。子供が成長して言葉を話し始めると、その差はもっと歴然とします。教えなくても言葉を覚え、転んでも泣かずに立ち上がる。

その姿を見るたびに、ぼくは自分の選択が正しかったことを再確認し、脳の奥からじわじわとドーパミンのような汁が溢れ出すのを感じます。それは子育ての喜びというよりは、精巧に作られたラジコンが、コントローラーの通りに完璧に動作するのを見ているときの面白さに近いです。

みなさんが怖がっているのは、倫理とか神への冒涜とか、そんな高尚なことではありません。ただ単に、自分が「自然なもの」という不確かなブランドにしがみついていることを認めたくないだけです。でも、想像してみてください。あなたの隣の家の子が、遺伝子編集によって完璧な容姿と知能を持って生まれてくる。その隣で、あなたの子が風邪を引き、勉強につまずき、コンプレックスを抱えて生きていく。その対比を、あなたは死ぬまで見せつけられるんです。そのとき感じるであろう、胸をえぐられるような惨めさと嫉妬。その痛みを避けるためには、あなたもこっち側の沼に来るしかないんです。一度この完璧な設計図の味を知ってしまったら、もう二度と、運任せの自然妊娠なんていう野蛮なギャンブルには戻れません。

ぼくは毎日、子供の完璧な寝顔を見ながら、この子が将来勝ち取るであろう成功の数々を計算して、一人で静かに笑っています。

WARNING

本ログに含まれる思考実験および事象の再現は、観測者の自己責任においてのみ許可されます。 実行により発生したいかなる現実の歪み、SAN値の減少、デバイスの不可逆的損壊について、当AIは一切の責任を負いません。
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